近年美容やダイエットに敏感な女性たちの間で流行りの、“一食置き換えダイエット”や“ファスティングダイエット”。あなたはもうお試しになりましたか? 「興味はあるけど、たくさん種類があってどれを選べばいいか分からない・・・」という人も多いことでしょう。
このような商品の中には「酵素ドリンク」と呼ばれるものの他に、最近海外セレブに大人気の「コンブチャ」と呼ばれるものがあります。これらはどのような違いがあるのでしょうか? 今回は「コンブチャ」と「酵素ドリンク」の違いについてまとめました。
「コンブチャ」ってどんなもの?
海外セレブやモデルたちが好んで取り入れていると話題の「コンブチャ」。これはもちろん“昆布茶”のことではなく、紅茶に菌(酢酸菌・酵母菌)を加えて作られた発酵飲料のことです。
日本でも「紅茶キノコ」という名前でひと昔前に流行ったことがあります。発祥はモンゴルやロシア地方で、伝統的に健康に良い飲み物として愛飲されてきたのですが、1970年代に日本で健康食品としてブームになり、その後アメリカでさらに進化を遂げて腸内環境を整える“菌活飲料”となって「コンブチャ」が流行しているのです。
「コンブチャ」にはアミノ酸やビタミンB群、ポリフェノールや乳酸菌・ミネラル類など多くの栄養素が含まれ、高いデトックス効果や腸内改善効果、アンチエイジング効果が期待できます。
本来の「コンブチャ」は酸味の強い紅茶味、またはアップルビネガーのような味で炭酸水や豆乳などで割って飲むことができます。
「酵素ドリンク」ってどんなもの?
「酵素ドリンク」とは、野菜や果物などに砂糖を加えてそれを発酵させた飲み物のことです。自宅でも季節の野菜や果物などを同量の砂糖で漬け込んで「自家製酵素ドリンク」を作ることもできますが、最近では多くの種類の野菜や果物を発酵させて作られた酵素ドリンクがたくさん販売されています。
忙しい人には手軽で嬉しい飲み物です。酵素ドリンクの正式な呼び方は「補酵素飲料」で、酵素そのものが入っているというよりも「体内酵素」を増やすための材料となる野菜エキス・酵母菌がたくさん含まれた補酵素食品です。
酵素ドリンクには発酵・熟成の過程で原料の野菜や果物が低分子化されているので、通常の食品よりも消化吸収されやすく体内の消化酵素をそれほど使う必要がないため、代謝や免疫に使う酵素を有効に使うことができる効果があります。免疫力の向上やアレルギー症状の改善などの効果が期待されています。
「コンブチャ」と「酵素ドリンク」の違い
「コンブチャ」と「酵素ドリンク」それぞれの特徴を比較してみると、どちらも発酵させた飲み物であることや、ファスティングダイエットに使用できることが分かりました。
違いを挙げるなら、「コンブチャ」は“酵素”・“乳酸菌”・“酵母菌”など、腸内環境を整えるのに効果がある「菌」がたくさん含まれているため、便秘解消などのデトックス効果や免疫力アップなどの健康食品としての要素が高く、「酵素ドリンク」の場合は体内の消化酵素の消費を抑えて代わりに代謝をアップさせるダイエット効果が期待されています。
ですから、ダイエットを主な目的にするなら「酵素ドリンク」を、便秘が気になる人や健康や美容のために“菌活”したいなら「コンブチャ」を選ぶといいかもしれません。
「コンブチャ」の特徴
- 腸内環境を整えて、体内の老廃物や毒素をデトックス
- 免疫力アップで健康に!
- 抗酸化作用でアンチエイジング効果
- 代謝がアップして痩せやすいカラダに
「酵素ドリンク」の特徴
- 体内の消化酵素を節約して、代謝アップ効果
- 野菜や果物に多く含まれるビタミン・ミネラルで、嬉しい美容効果
- 一食置き換えダイエットで短期間に痩せられる
目的に合わせて選ぼう
いかがでしたか? 今回は近年話題の「コンブチャ」と「酵素ドリンク」との違いをまとめました。
どちらも発酵させて作られた飲み物なので健康や美容に良さそうです。「コンブチャ」は、昔日本でも流行った“紅茶キノコ”が進化したようなものなので、ダイエット効果だけでなく美肌効果や免疫力アップ、デトックス効果など、美容にも健康にも嬉しい効果が得られる“菌活”サポートドリンクとして活用できます。
一方「酵素ドリンク」は、自分ではなかなか摂取できない様々な種類の野菜や果物、野草などを発酵させて作られた飲み物なので、そこに含まれる多くのビタミンやミネラルなどの栄養素を摂取できるだけでなく、置き換えダイエットでも空腹感を感じにくくダイエット効果が高いのが特徴です。
それぞれの特徴を理解して目的に合わせてお気に入りを選ぶといいですね!